2024年06月01日(土)
神戸ひよどり台教会納骨堂 葡萄彫刻 [地域の掲示板]
本日は納骨堂の正面上部に取り付けますレリーフ彫刻の部分をご紹介いたします。こちらもステンドグラスと同じく葡萄の模様を施しております。まずは葡萄柄の図案を選定し彫刻用に修正をかけていきます。
彫刻の様子です。まずは位置決めをしてから荒彫りを行います。立体的に見えるように彫って行くのですが葉っぱの(うねり)や細い蔓の表現、葡萄の粒粒感を目の粗めの石に施すのは非常に難しいようです。通常は彫刻のしやすい目の細かい石材をその部分だけ変更することが多いのですが今回は全体の仕上がりの雰囲気を考えて、あえて同石種にて対応いたしました。
全体のバランスや出来上がりをイメージして彫刻の仕上がりを考えながら再度仕上げ彫刻に進んでいきます。写真では右側部分が荒彫りの状態で左側が仕上げが出来上がった状態です。かなりはっきり、くっきりとしたかと思います。一枚の図案から立体的な彫刻を行える職人さんの技術はすごいですね。
ちなみに真ん中の窪みには十字架がはめ込まれる予定です。
Posted at 08時49分
トラックバック
トラックバックURL
http://ishimotosekizai.co.jp/blog/tb.php?ID=198