2016年07月30日(土)
おかげさまで [気まぐれ通信]
皆様初めまして、本年三月に入社致しました営業の和田 昇(わだ のぼる)と申します。
お墓の営業歴は通算で八年目となります。どうぞ宜しくお願い致します。
私どもは仕事柄、納骨式のお手伝いを数多くさせて頂いておりますが、だいたい七七日(しちなぬか)を経てからお墓にお遺骨を埋蔵されます。(もっと早い方もおられますが) 逝去後四十九日までの「死者の霊がこの世とあの世の間をさまよう期間」を「中陰」と呼び、「満中陰」とは、その中陰が満たされて四十九日目の忌明けを迎え、死者があの世へ辿り着いた(無事成仏した)ことを表します。「お蔭様で無事、満中陰を迎えました」という風に感謝の意を表すのも、仏教用語にその由来があると言われております。
神仏の助け・ 加護・ 他人の助力・ 援助・ 庇護(ひご)という「御蔭」が、「おかげで」の形で、それがさらに丁寧に「おかげ様で」となります。特に恩恵を受けていなくても、漠然とした感謝の気持ちを表す慣用句として、齢を重ねるほどに使う事が多くなりますよね。
ところで「おかげさまで」といえば先日、初孫を連れ里帰りした長女夫婦と二女に、両親の故郷である鹿児島を初めて見せてやる事が叶いました。 私自身も、中学生の頃までで数回程度しか訪れた事が無かった田舎ですが、桜島や開聞岳の裾野に広がる景色は強烈に心象に残っており、娘達にも、その空気も含め知ってもらいたいと、切望していたことが実現できました。
しかし、かの地を訪れたのは折しも四月の地震の最中でしたが、従弟妹達に懐かしい場所や旧跡を案内されながら、あれも、これも、何もかも、『ご先祖様のおかげ』によって無事、神戸に帰って来られました。
これからも、お墓の仕事を続けることで、ご先祖様たちとより深く関わって参りたいと思っています。
石材部 営業 和 田 昇
Posted at 08時56分
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